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ダイエットに効くサプリメントはあるのか?

はじめに

ダイエットを目的としたサプリメントや健康食品はあまた存在するが、その一部について調べてみた。

サプリメント

共役リノール酸

リノール酸は包括的な名称であり、そのうち特に特定の物を共役リノール酸という。食品からは主に乳製品と牛肉から得られる。結腸癌・直腸癌の予防効果、肥満に対する効果、筋力増強、血清コレステロール値の低減、体脂肪の沈着を予防、免疫機能の改善などが唱えられているが、効果があるらしいとのデータがあるのは結腸癌・直腸癌の予防効果、肥満に対する効果だけである。体重を減らす効果はなく、体脂肪は減らすらしいとのこと。サプリメントでの摂取が必要になるであろう。

麻黄(マオウ)

感冒薬として用いられる漢方薬に含まれる生薬の1つで、葛根湯、小青竜湯、麻黄湯などに配合されている。

気管支拡張作用、発汗作用、抗炎症作用を有するため、感冒やインフルエンザの初期に持ちいることで症状の改善、治癒を促す作用をもつ。

一方で、交感神経興奮作用を有するため、以下のレジメがダイエットに用いられることがある。

  • 肥満患者の痩身:マオウ12mg+ガラナ豆40mg 1日3回
  • 通常の痩身:マオウ90mg/日、カフェイン192mg/日。

実際に、上記のレジメは試したことはないが、眠気ざましに市販の漢方薬「麻黄湯」とカフェイン錠剤を組み合わせて内服したことがあった。眠気ざましにもなったし、心なしか太りにくかったような気がする。

漢方薬

防風通聖散

効能として「腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘」がある。実際に内服して体重が減った、腹囲が減ったので継続処方してほしいという要望を受けることがある。ダイオウによる緩下作用、マオウによる代謝亢進による作用なのかもしれない。漢方は副作用は少ないとは言われているもののオウゴン、カンゾウ、サンシシ、マオウが含まれており、連用する場合、特に高齢者や基礎疾患を有する人の場合には経過を慎重にみながら使うべきである。

医薬品

ダイエットを適応とした医薬品は現在のところ存在しない。ただし、結果として減量につながる薬剤はある。ただし、適切な診断の元で処方箋がなければ入手できないし、輸入してまで入手するのは法的なリスクが高い。そもそも、処方箋が必要な医薬品は副作用が発現する可能性が高いために推奨されない。知識として記載はするが、自身の健康のために実践してはいけない。

甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモンには交感神経を興奮させ、また代謝を高める作用がある。そのため、体温が上昇し、基礎代謝が上がり、食べても太りにくく、むしろやせてしまう。某国で製造されたダイエット薬や漢方薬に混入されていたという事件が以前にあったが、それくらいに効果はある。ただし、心血管系に負荷がかかるため、不整脈や心筋梗塞など急死につながりうる副作用がある。

医薬品名(一般名):チラーヂン(レボチロキシン)、チロナミン(リオチロニン)

経口血糖降下薬

血糖値を下げる内服薬である。作用の仕方にはいろいろあるが、最近は腎臓から糖(グルコース)を捨てて血糖値を下げる薬剤が出されている。原理的には血糖をある一定以上は上昇させづらくして糖尿病を改善させることができる。この薬剤は最近だされたものであり、SGLT-2阻害薬という。肥満を伴う2型糖尿病患者に好んで処方されている印象がある。確かに、このような患者に投与することで2,3か月で数キロは下がる。ただし、もともと肥満を伴っており体重が減りやすいのかもしれない。そもそも糖尿病ではない方は適応ではないので入手は不能である。

まとめ

実践しやすいのは麻黄+カフェインであろう。あくまでも補助手段として使うべきで、食事療法と運動療法がメインになることは忘れてはいけない。

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