日経2010/9/29全日版より
■タイトル:1990年10月3日に東西ドイツが再統一してから20年。欧州最大の政治・経済力を手に入れたドイツは自信を取り戻し、域内での発言力を高めた。だが、その一方で移民問題や金融危機、新興国との競争など新たな悩みにもとまどう。統一ドイツの悩みを追う
■要点抜粋
・主要課題は移民政策。二重社会とは移民と独社会の断層を意味する。ドイツは戦後、積極的に外国人労働者を受け入れ、2008年時点で50年以降の移住者とその子孫、半数がドイツ国籍。
・80年代は移民の過半数が非熟練労働に従事していたが、「鉄のカーテン」が崩れ安価な労働力を求めて生産拠点を中欧・東欧に移した結果失業者増となった。
・納税者は失業した移民が税金で支える手厚い社会保障制度に寄りかかっていると批判している。
■コメント
・将来の日本そのまま。
・現在進行形の円高で国内企業が海外に出て行き、個人資産で支えられている国債を将来国民が支えきれなくなったときに一気に円安に振れるシナリオが想定される。
・そのころには輸出が主力の製造業は日本には居ないのではないだろうか。
あやは 日本の先行きはこの廊下以上に暗い