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Windows 10 Home -> Ubuntu 16 のデュアルブート環境構築

タイトルのごとく、デュアルブート環境構築に至るまでの流れを記載する。

環境構築の目的は、ディープラーニング用の環境を整えるためである。

自宅ではWindows XP Professionalをメインマシンとして使っているが。

Microsoftのサポートも切れたことだし、そろそろ乗り換えを考えていた。

一方でWindowsのメインマシン更新とディープラーニング用PCの両方を購入するのはスペース的に、金銭的に困難と判断しデュアルブート環境の構築に至った。

スペックなどは以前のエントリー通りである。

記憶装置は、メインはSSD 500GB、サブはHDD 4TBとした。

 

デュアルブートのデザインであるが、Windows 10をベースにUbuntuを導入する例が大多数であり、UbuntuをベースにWindows 10を導入する例は希少の様であった。

そのため、1)Windows 10 Home、2)Ubuntuの順にをすることにした。

 

Windows 10のインストールは特に問題なく終了した。

 

問題はUbuntuのインストールである。

参考になるのは先人がおこなったインストールの記録である。

 

高速起動をoffにするだとか、BIOSの設定をどうするとか、一般的な事象については他のサイトに譲る。

USBにブートイメージを書き込んでもいいし、私の場合はDVD-Rから起動できるようにISOイメージを書き込んだ。

 

とにかくUSBやらDVDからUbuntuを起動し、インストール手順を勧めた。

そして、パーティションの分割を行う画面に遷移する。

 

ここで、パーティション分割の勉強。パーティション分割は初めての経験である。

以下を参考にして分割方針を決定。

https://bi.biopapyrus.jp/os/linux/linux-directory.html

http://mikoski00.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

https://eng-entrance.com/linux-partition

 

OS類はSSD、データ類はHDDは格納する方針。

SSDの基本パーティション1,2はWindows 10が勝手につくったもの。

SSDの基本パーティション3はext4フォーマットとし、/ をマウントすることにした。

当初、SSDにswapパーティションを配置してswapのオーバーヘッドを減らすことを目標としたが、

SSDの寿命だのなんだの記載があったため、寿命を気にしてHDDの先頭にswapパーティションを配置した。

あとは、アプリケーションやアプリケーションのデータを格納するために HDDに基本パーティションを次々と配置して、それぞれ /boot, /home, /usr, /varをマウントした。

 

IMG_5004.JPG

 

その後、ディスクへのコピーが開始となる。

しかし、「grub-efi-amd64-signed’パッケージを/target/にインストールするのに失敗しました。
GRUBブートローダなしでは、インストールしたシステムは起動しません。」でインストーラーがハングしてしまうトラブルに遭遇。

同様の被害は、様々に報告があり、

https://qiita.com/xsmiledur/items/dbbb1699b585420a3a9b

https://askubuntu.com/questions/789998/16-04-new-installation-gives-grub-efi-amd64-signed-failed-installation-target

https://blog.hirokiky.org/entry/2018/07/17/214913

 

オフラインでインストールを試したが駄目。

上記URLを参考にすると、どうやら /boot/efiをマウントするパーティションを作って、FAT32でフォーマットすることが必要らしい。

ただし、

https://www.archlinux.site/2018/02/uefiwindows-10ubuntu.html

ここを参考にすると、UEFIシステムパーティションを作るだけで良さそうだ。

というわけで、以下の通り、パーティションを作り直してインストールをやり直した。

IMG_5006.JPG

要は、linuxの起動にUEFIシステムパーティションが必要だと言うことだったのでしょう。

問題なくインストールが終了した。

 

さらに問題は続く。

再起動するとブートメニューが起動せず、Ubuntuしか立ち上がらない。

sudo gedit /etc/default/grub

としてGRUBの設定を見てみると、

GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden

になっている。これはいけないので、

GRUB_TIMEOUT_STYLE=menu

に切り替えて、

sudo update-grub

で変更を反映させる。

再起動するとブートメニューが表示されるようになったが、相変わらずWindows 10は選択できないままである。

LinuxのGRUB起動メニューにUEFI環境のwindowsを追加する

http://ch.nicovideo.jp/x-nukos/blomaga/ar500302

という試みを真似てやってみたが、Windowsのパーティションが認識されていないようで、

GRUBのメニューに無理矢理突っ込んだWindows10を押しても、Windows10が起動しないのはかわりなし。

途方に暮れていたが、GIGABYTE Z370 HD3とかいうマザーボードは、最初のBIOS起動画面でF12を押すことでBOOT MENUが表示され、起動できるOSを選択できるようだ。

IMG_5009.JPG

GRUBでもWindows Boot Managerでもないが、ひとまず人並みにデュアルブートできそうなので溜飲を下げておく。

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