当院でも新規の抗インフルエンザウイルス剤「ゾフルーザ Xofluza」が採用となった。
世界に先駆けて日本で発売されたのは、日本人は抗インフルエンザウイルス剤が好きだからであろう。
対象となるウイルスはA型インフルエンザウイルスとB型インフルエンザウイルスである。
規格は10mgと20mgがある。
用量は成人および12歳以上の小児には20mg 2錠 1回、ただし体重80kg以上の患者には20mg 4錠 1回投与となる。成人及び12歳以上の小児であれば体重40kgは有るはずである。
体重が20kg以上かつ40kg未満の場合には20mg 1錠 1回であるし、
体重が10kg以上かつ20kg未満の場合には10mg 1錠 1回投与となる。
投薬のタイミングとしては発症後48時間以内とされている。48時間以降で投与された患者におうて効果を裏付けるデータは無いとのことである。
インフルエンザウイルスの表面にはノイラミニダーゼとヘマグルチニンという抗原があり、インフルエンザの抗原型を決定している。
タミフルはノイラミニダーゼ阻害薬として作用し、細胞内で増殖したウイルス粒子が細胞を離脱するのを妨げる。結果としてウイルス粒子の増殖が抑制されるというメカニズムで作用している。
このゾフルーザは