10年11月17日 日経 全日版
■大卒内定率 最低の57%
・来春に卒業予定の大学生の10月1日時点での就職内定率。
・前年同期を4.9ポイント下回る
・「就職氷河期」と呼ばれた2000年前半を大きく下回る。
■企業 強さの条件 第6部 奪い合いの先に2
・日産自動車九州工場、将来的な人件費の見直しへ。
日産は新型車生産を希望する世界各地の工業を競わせる「工場間コンペ」を導入。
小型車「マーチ」の生産地決定で国内工場はタイに敗れた。
日本は自由貿易協定(FTA)を結んでおらず、日本からタイへの輸出に関税がかかりそもそも不利であった。
まとめてコメント:日本国内での雇用が減っていく流れは不可避。
就職が決まらない2009-2011年度の卒業生は、企業でトレーニングを受ける機会を失い
キャリアを積めないまま転職市場でもがくことになる。
また、シュリンクする日本経済のなかで不利な闘いを強いられる。
十年先を読んだ、少なくとも五年は先を読んで日々鍛錬すべきである。
さて、日本の企業で将来求められる人材は、高度な科学技術者である。
企業の海外展開に伴って海外に出て現地の人材を教育・指導しするニーズは高まっていく。
このような視点で受験戦略・人生設計を立てられると宜しいかと思う。