2011年1月8日 日経 全日版
自治体が運営する公立病院の累積欠損金 2009年度 2兆1571億円。10年前の倍。
原因
・1. 過大な設備投資
公立病院の建設コストが民間に比べ2-3割以上高い。公認会計士の長隆氏「意志決定の仕組みが曖昧で施設が必要以上に豪華で割高になる」
・2. 高い給与体系
自治体が運営するため病院経営の意志決定は病院長の判断以外にも自治体の長や担当部署との調整が必要。地元の関連業者など利害関係者が関与しやすく、設備投資が過大になりがち。
これまで
赤字：自治体が穴埋め ＋ 国からの補助金
将来
国、自治体いずれも財政難が深刻で補助が困難に → 自治体の地方税の引き上げ、病院の縮小・撤退、他の行政サービスの縮小 → 住民にしわ寄せ