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高齢者の傾眠

若中年者と比べて薬剤の代謝が低下しており、かつ基礎疾患が多く、さらに加齢に伴う中枢神経系の機能低下により鑑別は複雑となる。

  • 1. 薬剤性
  • 睡眠薬:ベンゾジアゼピン系薬、バルビツール酸、ベルソムラ
  • 抗不安薬:ベンゾジアゼピン系薬
  • 抗うつ薬:三環系抗うつ薬、SSRI、SNRI、、リチウム
  • 抗精神病薬:フェノチアジン系、ブチロフェノン系、非定型抗精神病薬(MARTA、
  • 抗てんかん薬:カルバマゼピン、バルプロ酸、フェニトイン、エトスクシミド、ゾニサミド、フェノバルビタール、クロナゼパム、クロバザム、ガバペンチン、トピラマート、ラモトリギン、レベチラセタム、ペランパネル、ラコサミド、
  • 鎮痛薬:麻薬
  • 抗ヒスタミン薬:感冒薬、花粉症治療薬
  • 2. 代謝異常・中毒
  • 肝性脳症:既往に肝硬変がある場合、高アンモニア血症に陥り意識障害を呈する。傾眠は肝性昏睡・II度に分類される。
  • 尿毒症:慢性腎不全に基づく尿毒症性物質の蓄積により生じる
  • 高カルシウム血症
  • 低ナトリウム血症
  • 高ナトリウム血症
  • 急性アルコール中毒
  • 二酸化炭素中毒
  • 一酸化炭素中毒
  • 脱水症
  • 3. 中枢神経疾患
  • 慢性硬膜下血腫
  • 陳旧性脳梗塞:脳の覚醒
  • 認知症:
  • 過眠症:

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