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特捜部の廃止は不可避

2010年12月28日 日経 全日版

江南大学法科大学院教授 渡辺修氏

郵便料金不正事件や捜査資料改ざん・隠蔽事件について

検察による事件検証は責任個人に押しつけて、組織の構造的問題について言及がない。

 コメント海外の先進的な病院では取り入れられているが(もちろん日本でも)、

 院内で起きたインシデントについて、個人の責を問うのではなく

 システムの何処に問題があるのかを考え、再発防止策を取るのが一般的になっている。

 あらゆる分野でも言えるが、人が関与する工程では一定確率ミスが起こる。

 従って、インシデントが起こる前の段階(ヒヤリ)を積極的に表に出していくことが大切である。

 処分一辺倒では貴重なヒヤリを埋没させてしまうため、かえって全体危機にさらされることになるのである。 

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