日経新聞 全日版 2011/7/5
・鉱工業生産指数は4,5月と上昇し、震災前の9割まで回復したが、企業は震災前に戻れない。
・部品メーカーが被災したため部品の調達先を海外にシフトする動きが出てきている。
・国内生産の足かせとなっているものは、円高、少子高齢化による市場縮小、高い法人税、高賃金、電力危機(安定供給不安、電力料金の上昇圧力)であり、
産業空洞化の内圧は強まりつつある。
・4月下旬、日銀 西村清彦氏「様々な合理化や複線化の動きが出てくるだろう」
・空洞化の加速で投資や雇用が減れば、日本経済の縮小は避けられない。
・ドイツ証券 安達誠司氏:1%程度の潜在成長率が5年後に0%近くまで下がると予測。
コメント:最近新聞を読んでコメントを書く暇がないが、これだけは書いておかなければ。
我々が知っている強い日本は無策のままでは終焉を迎えつつある。
ハンドルを握るのは指導者であるが、自分としては何ができるであろうか。
断崖絶壁に向かってつっこむブレーキの壊れたバスから飛び降りるのか、ブレーキをかけるのに協力するのか。
だが、ブレーキは運転手にしか踏めない。
医療福祉は健全な経済活動を後押しするが、経済を牽引することはない。
だから考える。何をすべきかを。